ミナミの帝王 『鬼の嫁』解説

こんにちは、またミナミの帝王という漫画の法に関する場面などを解説します。

今回は第3話「鬼の嫁」です。

細かいストーリーは是非漫画で楽しんでください。

営業目的の画像利用は気を付けて

ことの始まりは銀次郎の妻、葉子(ようこ)の画像が不正で利用されたところから始まります。

画像の不正利用は今でも形態を変えながらも度々話題になる大きな問題です。
つい先日も画像を許可を取らずに広告として利用した人の話が話題になりましたね。

https://news.merumo.ne.jp/article/genre/9104923

ストーリーでは葉子はデパート(マルキュー)にて写真入りのテレホンカードを作ったときの写真をデパートが勝手に広告に利用していました。

写真入りのテレホンカードなるものがあったなんて時代を感じます。

それはさておき、葉子が撮った写真というのは自分が利用するために撮影されたものであり恐らくデパートとの規定で「デパート側が勝手に利用して良い」という規定は結んでいなかったはずです。

そのため肖像権は葉子自身にあります。

肖像権とは

肖像権とは許可無しに自分の姿が分かるように撮影されたり絵で描かれない権利であり、それを勝手に展示や利用されても拒否できる権利です。
簡単にいうと個人が特定できるように撮影してはいけません、仮に撮られ、利用されたとしても断ることができる権利です。

しかし肖像権の侵害は現在のところプライバシー侵害の権利と同様に刑法では罰することができません。

刑法では無理ですが、民法第709条(不法行為による損害賠償)を根拠にして損害賠償を請求することができます。

第709条【不法行為による損害賠償】

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

そのため、法的にも葉子が私的に撮影した写真をデパートが勝手に不正利用することは葉子の肖像権の侵害になっているのでデパート側を罰することができるというわけです。

しかし、法的に損害賠償を請求するよりも、モデル料をもらうよりも多くの金額を儲けたいと考えるのが銀次郎です。

そこで銀次郎は強硬手段にでます。

まぁ銀次郎がやったことは立証こそはされにくいかもしれませんが、グレーゾーンでマルキューの社員が仮に口を割ってしまったとき刑務所に入れられかねません。

まとめ

  • 肖像権もプライバシー侵害の権利も場刑法では罰せられない
  • 肖像権は不法行為による損害賠償を通して罰せられる

このご時世、携帯の発展とともにいとも容易く写真を撮ることができるようになっています。

そのため誰でも他人の肖像権・プライバシーの侵害を行ってしまう可能性があります。

ちょっとしたことであなたの大切なお金を取られてしまったら元も子もないですよね。
どうか皆さんも気を付けてください。

ではまた。

 

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